cynicalmoon’s blog

最近ハマっている子供服の個人輸入や乱読している本の感想など。

[個人輸入]免税のはずがなぜ?!関税を取られた理由とは?:免税の仕組み編

マッハでオランダから届く

先日、送料無料で個人輸入した子供服、オランダブランドのGray Label (グレイレーベル)から荷物があっという間に届きました。

▼購入記事はこちら

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火曜日の夜に発注して木曜日の夕方には不在票が入っていました。 本当にオランダから来たのだろうか?というぐらいにマッハです。

ネットでトラッキングすると、ちゃんとオランダから発送していました。発注したその日、おそらく数時間後には発送していますね。かなりの手際の良さです。

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入っていた不在票はUPSからでした。そう以前、 フランスブランドのVertbaudet(ヴェルボデ)からの荷物を放置プレイしたあそこです。

▼その時の記事

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初の関税徴収におののく 

今回はなんと受取時に1,100円支払う必要があると記載されて いました。

関税?

16,666円以下なのに何故?!

とにかく再配達をお願いしようと思ったのですが、 システムが複雑でよくわかりません。 前回もよく分からないままにメールで日時指定をしたつもりが、玄関に荷物を置き去りにされていました。

不在票には、明日また来る旨チェックが入っており、3回トライしてダメだったら送り主に返送するとのこと。

え?ええ?

そうなの?

そんなのー!

更に不在票には玄関先などに置いていくことも可能だと記載されていました。その欄にチェックを入れて、 分かるように貼っておけと指示がありました。( ちなみに前回はそんなチェックはしていないにも関わらず、 放置プレイでしたが)でも、今回は関税を払わないといけないので、 放置はできないでしょう。

公式HPを見てもイマイチ再配達の仕方が分からず、とりあえず、明日来るというのならそれを待つしかない。 ただ午後から出かける予定なので、午前中に来てくれることを祈っておりました。

そもそもUPSは平日のしかも18時ぐらいまでしか配達を行っていないようです。

これでは平日働いている人は受け取れない仕組みじゃ??

調べてみると、ヤマトさんに振替を頼むことが出来るそうです。

明日受け取れなかったら振替を頼もうと思っていましたが、なんとか午前中に受け取ることができました。 ビックリなことにヤマトさんが配達してくれました。 確かにその日は祝日なので、UPSは配達しないはずです。 勝手に変更したのでしょうね。

 

関税がかかったその訳は…

それはさておき、関税です。

荷物に「輸入(納税)申告控」なるものが添付されていました。

↓これです

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まず、なぜ合計金額が16,666円以下なのに関税がかかったのか。

それは、購入品がニット製品だったからですね…。

革靴やニット製品は購入額に関わらず、関税がかかります。

その事は知ってはいましたが、ニットというと、セーターやマフラーなどのイメージしかなかったのです。

今回私が購入したものは、↓これと

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↓これです。

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どちらもスウェット生地です。

まさかこれがニット製品(メリヤス編み、クロセ編み)にあたるとは…盲点でした。

ただ、品物を開封した形跡はないので、 明細を見て判断しているのだと思います。

これまでも靴下やカットソーの類は輸入していましたが、課税されたことはありません。はっきりとニット素材だと分かる表記がなければ大丈夫なのでしょうか。

今回は品名に“sweat” が入っていたのでひっかかったのかと。ただ、もう一枚のワンピースは“Dress” としか書かれていませんでしたが、関税は合計額にかかっています。 どちらもスウェットだったので、仕方がないですが、ワンピースが織地のものだったら、 いっしょくたに課税されるとちょっと納得がいきませんね…。

 

関税の計算方法

後学のために関税額の計算の仕方など細かく調べてみましたので、 興味のある方(居るのか?!)はお付き合いください。 

まず「仕入書価格(CIF)」が50.08ユーロとあります。

購入金額の合計は83.47ユーロなので、この60%にあたる50.08ユーロが通関金額(=申告価格)です。(これにレート129.46をかけると6,483円)

100円以下は切り捨てなので、課税価格は¥6,000になりま す。

ニット製品の税率は10.9%なので、

6,000円×0.109=654円

10円以下は切り捨てで、関税額は600円です。

 

更に関税が取られると、16,666円以下でも消費税も取られる ようです…。

消費税は国(6.3%)と地方(消費税額の17/63) で別々に計算されています。

まずは国から。

課税価格は、申告価格6,483円+関税額600円=7,083 円

100円以下切り捨てで、

7,000×0.063=441円

10円以下切り捨てで、消費税は400円。

 

次に地方消費税、これは8%のうち1.7%ですが、なぜか消費税の17/63と計算しています。税の世界ではそういうものなのかもしれませんが、よく分かりません。

課税価格は消費税額なので、400円

400円×17/63=107円

10円以下切り捨てで、地方消費税は100円。

 

つまり、関税額600円+消費税400円+地方消費税100円=1,100円が支払金額になります。

色々調べて私的にかなりスッキリしました。 

 

今回の戦利品 

計算に夢中ですっかり忘れていましたが、こちらがワンピース着用図です。

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本当に何の変哲もないワンピース^^;

でも、肌触りがなんとも柔らかくていい気持ちです。子供も気に入ったようです。

なんやかんやとありましたが、かわいいので許します。

次回からは購入額だけではなく、内容にも注意して楽しみたいと思います。

 

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